7月3日、4日は、品川プリンスホテルのプリンスホールで行われた、
[IT Japan 2013]という日経BP社主催のセミナーに参加してきました。
三日間のイベントだったのですが、さすがに三日も仕事を空けるのは厳しいので、二日間だけの参加です。
セミナーの内容は既に記事としてアップされているので、ご興味のある方は読んでみてください。
[IT Japan 2013]のニュース記事さて、品川プリンスホテルにはシネコンもあるんですよね。
1日目、ラーメンを食べながら何気なしに品川プリンスシネマを検索したら、トム・クルーズ主演のSF映画「オブリビオン」をまだやっているではありませんか。
"何故、彼は 人類のいない地球に残されたのか---?"まるで、新井素子の「チグリスとユーフラテス」みたいな話か?
とちょっと期待してたのです。(あえて、事前情報は入れないようにしていました。)
ちなみに予告編は結構ポイントとなるシーンが入っているので、予告編も見ずにこの映画を観る事をお勧めします。(この予告編を作った人、何にも考えていないんじゃないかな?)

トム・クルーズのSFって、結構好きです。
「マイノリティ・リポート」に「宇宙戦争」。



これは観ない訳にはいかないなー。と判断して、セミナー終了後、そのまま映画を観たのでした。
映画のあらすじはあちこちのブログで書かれているので省略します。
でも、いつか観るでしょうから、事前知識は無い方が良いです。
感想としては、ともかく映像が美しいです。
過去の多くのSF映画へのオマージュであふれており、壊滅状態になった地球も素晴らしく表現されています。
スカイタワーの場面なんか、CG合成ではなく、実際にセットを作り、実際の高山の映像を背景に投影して撮影したとの事。映画の作り手の技が光ります。





しかし、トム・クルーズはSFに合いますねー。
ミッション:インポッシブルだって、ある種荒唐無稽さがSFですが、なんというか、極限の環境でも頑張る映画がぴったりです。
トム・クルーズは、既に日本のライトノベルSFの
「All You Need is Kill」を製作中との事。
更に、日本のSF小説
「戦闘妖精・雪風」をハリウッドで映画化する「Yukikaze(原題)」に出演することが決まったらしいので、日本のSF2本に主演となります。
もう、楽しみでたまりません。
さて、映画のタイトルは
Oblivion:忘れられている状態,忘却 です。
クローンと呼んでいますが、記憶を残しているので、人類の技術のクローンとは少し違うかもしれません。
記憶を消されていても、記憶の奥底ではかつて愛した人の事を忘れていない。
ある種、三角関係のドラマでもある。
そして、愛するとはどういう事なのか?
複製であっても、人格も記憶もまったく同じなら愛せるのか?
映画のラストは・・・
自分が同じ立場だったら・・・
きっと受け入れて愛するだろうなー。
[追記]
よくある人類滅亡物を観ると、ごく普通の生活がいかに幸せかという事を思い知らされます。
主人公のジャック・ハーパーがヴィクトリアにプロポーズした時を思い出しながら語ります。
"一緒に暮し、 太り、 飲み過ぎる。"その辺のオッサンになる日常が幸せ。
そう、歳をとって中年太りになり、それでも飲み過ぎてしまうオヤジ。
それが普通の幸せなのです。
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