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可謬主義
カテゴリ: 雑感
[かびゅうしゅぎ]と読みます。
難しい言葉ですね。

先日、日本経営品質賞に関する講演会が社内で行われたのですが、その時講師の方から「可謬主義」という言葉が出来てきました。

ちなみに、「日本経営品質賞」をご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
Japan Quality Awardとは、経営の世界標準と呼ばれる米国のマルコム・ボドリッジ国家品質賞の考え方を基本とした、顧客視点から経営全体を運営し、自己革新を通じて新しい価値を創出し続けることのできる「卓越した経営の仕組み」を有する企業を表彰する表彰制度です。

日本企業の衰退をあちこちで報道されていますが、とってもエクセレントな企業も沢山存在しています。
日本経営品質賞の考え方はとても大事ですので、少し説明したいと思います。

日本経営品質賞は、単に表彰するだけの制度ではありません。
経営品質向上プログラムと呼ばれる、具体的な評価基準や評価プロセスに基づいて、経営革新を推し進めることに特徴があります。

「基本理念」は4つの要素で構成されます。
 ・顧客本位
 ・独自能力
 ・社員重視
 ・社会との調和
これら全てを満たす事が求められるのです。

そして、経営品質向上プログラムでは7つの重視する考え方があります。
 (1)顧客から見たクオリティ
 (2)リーダーシップ
 (3)プロセス志向
 (4)対話による「知」の創造
 (5)スピード
 (6)パートナーシップ
 (7)フェアネス

この、対話による「知」の創造 というのはどういうことでしょうか?

企業なり組織は、様々な課題を抱えている場合がほとんでしょう。
そこで、課題解決に向けて、改善なり改革を進めます。

改善や改革を進めるとき、単に仕組みや制度を変えるだけでは成功しません。
多くの場合、組織風土そのものの改善が必要となります。

改善・革新できない組織の多くは、固定概念にとらわれていて意識が硬直しています。
 ・前例踏襲(いままでやってきたから)
 ・自己満足(自分たちはよくやっている)
 ・思い上がり(自分たちはすごい)
 ・思い込み、決めつけ(こうに決まっている)
 ・自社の常識(うちではこうなんだ)
 ・業界常識(他の業界は参考にならない)

そして、行動は、
 ・思考停止
 ・自己防衛
 ・自己正当化

組織風土を変革するためには、強いリーダーが引っ張るだけでは上手く行きません。
組織全員の意識を変えていく必要があります。

そこで大事なのが「対話」。
「対話」とは、異質な意見を受け入れて、複数の意見を出し合い、第3の考え方を導くものです。
 (「議論」は、異なる意見を出し合い戦わせること、「ディベート」は主題について異なる立場に分かれて主張したり反論したりすることですね。)

この「対話」で求められるのが「可謬主義」なのです。
完全に正しい知識や理論などありません。ある程度の誤りを可とし、自分の過ちを認め、気付きを得て修正していく事が大事なのです。そのためには、他の意見を「傾聴」する必要があります。

「固定概念」に囚われ、すぐ何かを鵜呑みにすし、何々すべきとか決めつけをする人がいますが、それを言ったら「思考停止」で対話にはなりませんよね。
感情的に判断するのではなく、論理的に考えるのです。

さて、昨今の放射性物質に関する報道や、日中韓の領土問題、慰安婦問題に代表される歴史認識等、どうも論理的思考に欠けているように思えます。
しかも、固定概念に囚われて完全に思考停止。人の意見なんか耳を傾けない。
自分と意見が違うからと言って、御用なんたらとレッテルを貼ったりする人々には、ちょっと呆れてしまいます。

可謬主義と言うと難しくなってしまいますが、様々な意見にも耳を傾けて、対話により新しいアイデアなり考えを導いていく。
それが、国や政府、そして国と国の間で行われるようになったら、どんなに素晴らしい事でしょう。

そのためには、まず、自分自身が変わっていかなくては、ですね。

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2012.09.07 / コメント:: 0 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


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あっちゃん

Author:あっちゃん
酒を飲みながら読書するのが好きな、ただのオヤジです。
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