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TSUNAMI
カテゴリ: 自然科学
有楽町のビックカメラの横を通った時、韓国映画の「TSUNAMI-ツナミ-」の巨大ポスターが目に入りました。
高さ100m、時速800kmの大津波がリゾート地を襲う、だって。

さて、これほど巨大で高速な津波は有り得るのでしょうか?

日本海中部地震(1983年)の時、奥尻島を襲った津波の高さは30メートルだったそうです。
http://www.bo-sai.co.jp/sub8.html

多くの津波は、海底のプレートのズレにより大地震が発生し、海底の断層の隆起や沈降により発生します。
ですから、断層のズレのエネルギーが大きければ、それだけ高さのある津波が発生する事になります。
また、通常の風で発生する波と異なり、長周期で減衰せずに遠方まで伝搬するのが特長。
遠くチリで発生した地震の津波が日本まで届く事があるので、驚きですね。

実は、津波が恐ろしいのは、波が減衰せずに陸地を飲みこむ事に加え、もの凄く速度が速いのです。

たまたま先日、放送大学で、目黒公郎 東京大学教授の講座 "都市と防災"の津波の回を観る機会がありました。
そこで、津波の伝播速度を解説していました。 目黒研究室

津波の伝播速度は v = √(g*d)
で求められます。

g は重力加速度(9.8 m/sec2)
d は水深(単位はm)
速度は秒速 (m/sec)

沿岸では水深が浅くなり、そのため津波の波高が増すので、

v = √{g*(d+H)}

Hは水面上の波高(単位はm)

となります。


ちょっと分かりにくいですね。

水深10mで、およそ 時速 36km
水深100mで、およそ 時速110km
水深500mで、およそ 時速250km 

そして、
 
水深5000mの深海だと、時速800km になります。

そう、高さ100m、時速800kmの大津波は有り得るのです。

絶対に人の走る速度では逃げ切れませんね。
ですから、津波警報が出たならば、素早い避難が必要なのです。
津波が見えてから逃げたのでは助かりません。


ちなみに、津波は英語でも"tsunami"。
学術用語でも"tsunami"が世界的に使われているんですよ。
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2010.10.05 / コメント:: 0 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


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Author:あっちゃん
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