スポンサーサイト
カテゴリ: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / コメント:: - / トラックバック:: - / PageTop↑


原発のリスク
カテゴリ: 原発問題
福島第一原発事故以降、原子力発電所の存在そのものがリスクであるとし、全ての原発は稼働を停止して廃炉すべきである。
そういう考えを持つ人が増え、自民党以外の野党(民主党も野党になってしまいましたね)の公約にもなりました。(もちろん、自民党も積極的には原発を推進するとは言っていませんけど。)

多くの国民は、いったん事故が起きたら影響がきわめて大きく広範囲で、しかも対応が長期化する原発への依存度を下げられるのなら下げるべき。そう考えているのではないでしょうか。
しかし、逆に原発を無くすことによる影響があまりにも大きいとか、経済への影響が大きいとか、更に生存権を脅かすような事があったら、それはそれで問題と考えているのも確かでしょう。

民意、民意とよく言いますが、民意は極めてニュートラルであって、極端な思想なり施策は求めていない。その結果が、先の衆院選の結果だと思います。
(ここまで自民党が大勝する事は求めていなかったと思いますが、極端な脱原発派は票を伸ばせませんでした。もう少し野党が勝つかと思ったのですが。。。)

リスク、リスクといいますが、リスクは次の式で評価する事ができます。

リスク値=発生確率×影響度

原発は、事故の影響度は極めて大きいけれど、発生確率が小さいという前提で立地が認められてると言えます。
現実には、事故は起きたのですから、当たり前ですが発生確率はゼロではありません。

福島第一原発の事故では、地震発生後、原子炉の安全装置は正常に稼動し全て臨界停止しましたが、その後の全電源喪失により原子炉および原子炉建屋の中のプールに貯めこまれていた使用済み核燃料が熱暴走しました。
この事は、全電源の喪失というリスクへの対処を怠ったのが<大>問題であり、リスクマネジメントの手抜きは今後あってはなりません。


さて、リスクマネジメントにおいては、リスクへの対応策は4種類に分けて考えることが出来ます。

・リスク回避
・リスク低減
・リスク移転
・リスク保有


(1)リスク回避
リスクそのものを回避する。
原発を廃止するってのもそうですし、原発の無い沖縄に移住するってのもこれですね。
逃げるって事ですので、最後の手段でしょうか。

(2)リスク低減
リスクの影響(損失の大きさ)や発生する確率をを極力減らす措置を行う。
福島原発事故の例ですと、津波に対する防波堤を強固にするとか、非常用電源を高所に置いたり二重化したりする。建物でしたら耐震性を強化する等です。
東電は、既に電源喪失のリスク対処が求められていたのにこれを怠ったので大事故につながりました。許せませんね。

(3)リスク移転
リスクを他に移す?なんでしょう。
一般的には保険をかける事だそうです。
自動車事故のリスクに対して、みなさん保険をかけるのがリスク移転。
でも、原発事故のリスクへの対応としてはあり得ませんね。

(4)リスク保有
リスクに対して何もしない。発生した損失はそのまま受け入れる。です。
諦め?まぁ、影響度の小さなリスクに対してはみなさん受け入れているでしょう。
交通渋滞や電事故による遅刻なんかは、リスク保有ですね。
地震保険をかけていない人、耐震のために何もしていない人は"リスク保有"となります。

原発を無くす事によるリスク(電力不足や燃料費高騰におる電気料金のアップ等)もあるのですから、それぞれのリスクを定量的に評価して、リスクへの対応を行っていただきたいものです。
電気料金の上昇で、ただでさえ高い日本の法人税なのですから、企業が日本から逃げ出して(リスク回避)雇用が無くなったら日本は終わりですから。

そう、現在ホットな話題は、"活断層"ですね。
活断層による地震の発生確率と地震の大きさを定量的に評価し、原発の耐震性強化なりを行っていただきたいものです。
原発が稼働していなくても使用済み核燃料プールが存在するのですから、<リスク低減>は決して手を抜いてはいけないのです。

ps.
この地図を見ると、日本海側に原発の立地を求めるのは理にかなっているように思いますね。というか、浜岡原発は絶対にヤバいでしょ。
◆今後の地震動ハザード評価に関する検討~2011年・2012年における検討結果~


関連記事
スポンサーサイト
2012.12.27 / コメント:: 0 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


プロフィール

あっちゃん

Author:あっちゃん
酒を飲みながら読書するのが好きな、ただのオヤジです。
※記事のサムネイルをクリックすると、写真が大きく表示されます

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。