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正義とはなにか
カテゴリ: 原発問題
最近有名になったハーバード大学のサンデル教授。
『これから正義の話をしよう』の書籍で有名ですし、ちょくちょくNHKの番組でもハーバード大学の講義の様子が放送されるので、かなりの方がご存じでしょう。
東日本大震災に関する特別講義は、とても良かったですね。

正義(Justice)って何だろうと思う事が最近増えました。

公正であること、道理に従っていること、社会的な秩序、自由と尊厳・・・
これらは、親切、慈悲、慈愛、寛大 等の徳とは区別される正しさの概念のようです。


子どもの頃、正義の味方、正義のヒーローが沢山TVに出現しました。
古くは「月光仮面」や「黄金バット」、「仮面ライダー」、「スーパーマン」、「スパイダーマン」・・・
"正義"が存在するためには"悪"が必要です。
世界征服を企む謎の国際的秘密組織「ショッカー」なんて最高ですね。
「スターウォーズ」の帝国だって、ある種の悪の組織みたいなものです。

けれど、実際には絶対的な正義なんて存在しません。
極めて相対的なもので、個人、組織、地域、国、それぞれが独自の正義を持っているのが現実です。

イスラム過激派のテロとの闘いは、欧米からの視点では正義でしょう。
けれど、彼等の視点では米国こそが悪であり、彼等の正義のもと、テロは無くなりません。
(911テロの犠牲者約3000人に対して、テロとの戦いで民間人が20万人以上死亡しています。)

太平洋戦争に終止符を打ったとされる原爆の投下。(そして、それ以前の空襲。)
連合国側の正義の論理で行われた訳ですが、日本の視点では民間人の大虐殺です。
(戦争に正義の論理を求めるのは、そもそも誤りなんですよね。)

昔の連合赤軍(若い人は知らないだろうなー)だって、赤報隊だって、在特会だって。
はっきり言って、オツムがおかしい奴らだと思っているけど、彼等なりの「正義」があっての行動。

そう、「正義」ほど怖いものはありません。


脱原発や放射"能"では最近対立が目立ちます。

・原発の危険性を世間に訴え、原発を世の中から無くすのが正義
vs
・原発停止による電力不足で経済活動が停滞するのを阻止するのが正義

・わずかな放射線でも危険性がゼロでなければ、その危険性を広く知らしめるのが正義
vs
・疫学的に危険が立証出来ない低線量被爆に対し、危険性をむやみに拡散する事は、ストレスによる精神疾患や差別を生みだすので止めるべきだという正義

実は対立しているのでなく、別の議論をしている訳ですね。

本来は、異なる意見を闘わせ、新しい考えにまとめ上げて行くのが理想です。
健全な議論こそが重要なのです。

サンデル教授の講義は、まさしく異なる意見を闘わせ、対立点を解消して新しい考えに導いていくやり方。(というか、日本の教育がここをサボってた)
他を否定したり自己否定するのではない、優劣を競うのではない、「共存のコミュニケーション」なのです。


昔のマンガは、勧善懲悪、正義と悪がしっかり分かる二元論が多かったと思います。
しかし現在は、『ONE PIECE』、『NARUTO』、『FAIRY TAIL』、『SKET DANCE』と、善と悪との闘いではなく、個性の異なる仲間達が、それぞれの特徴を活かして活躍する話が主流です。
物語の核にあるのは「仲間」。
「自由」「平等」「共同体」が価値観であり「正義」ではありません。

私は、古い価値観の御老人方が引退し、今の子供達が育って社会を動かす世代となった頃、明るい社会となるのでは?そんな期待を持っています。
個々の違いを尊重し、多様性の中で力を合わせる事で様々な問題を解決していく。
その時、国や地域、性別等の違いは克服される。そう信じています。

それが「正義」ではないのかな?


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2011.09.16 / コメント:: 0 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


プロフィール

あっちゃん

Author:あっちゃん
酒を飲みながら読書するのが好きな、ただのオヤジです。
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